フィラリアって? but101.gif (2794 バイト)
 
予防接種と並び、私達が最低限してあげられる病気の予防としてこの
フィラリアという病気があげられます。

フィラリアとは、犬糸状虫症といい日本では、一般的に家蚊が媒介する
寄生虫の病気です。
フィラリアは、犬の血管内部でミクロフィラリアを生みます。
この、ミクロフィラリアの含まれた血液を吸った蚊の体内で子虫となり、
別の犬にこの子虫を感染させます。
血中に入った子虫は、犬の体内で何度も変態を重ね、成虫になり、肺
から心臓にかけての血管に寄生します。その後またミクロフィラリアを
生みます。
心臓にたどり着く頃にはこの子虫は、20cmほどに成長しています。

詳しくは、寄生虫のところで説明します。
ここでは、どのように予防したら良いのかの説明をします。

 

予防方法は?
 
基本的には、月一回の投薬で、感染してきた子虫を殺す事が可能です。
この薬は、子虫が成長するのを食い止める物です。
フィラリアの薬を投与する前には、必ずミクロフィラリアが体内にいないか
どうかを、血液検査で確認してもらう必要があります。

ミクロフィラリアが体内にいるということは、上記の説明から解かるように
体内にすでにフィラリアの成虫がいるということです。つまりもうフィラリア
に感染してしまっているということになりますから、これらの薬では効果が
ありません。
外科的処置を施すか、別の投薬による治療が必要になります。

理屈を言ってしまえば、ミクロフィラリア入りの血を吸った蚊に刺されな
ければ、感染はしないわけです。蚊に刺されないようにする事が、一番の
予防策でもあります。

蚊の棲家になってしまうような、水溜りを排除したり、草むらをなくす。
更に、蚊の嫌うようなハーブを植えたり、いろんな方法があります。
蚊取り線香も、効果はあるでしょう。用法を守って使用すれば、危険は
少ないかと思います。

人間だって、うっかり蚊に刺される事があるように、犬だって絶対とは
言えないと思いますから、やはり蚊を寄せ付けない対策と、予防薬の
併用は必要な事だと思います。

 

予防薬について

とりあえず、Openボタンを押して一覧表をご覧下さい。
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フィラリア予防薬の一覧表
投薬の頻度から考えると、1回/月でよい物が最近の主流になっています。
錠剤、もしくは顆粒の薬品です。以前はミルベマイシンにも粉末がありま
したが、現在は生産されておりません。

カルドメックは、チュアブルタイプの物も出ています。
システックと言うのは、三共から出ている、プログラムというノミ駆除の
薬品との混合品です。

チュアブルタイプの物は、与えるとき消化されやすいように小さくしてから
与えると良いでしょう。未消化のまま出てしまうともちろん薬の効果はあり
ません。しかし、必ず、一度で与えきるようにしてください。
同じ大きさに分割しても、中の薬の量が均等に分割されているとは限り
ませんので…。

フィラリアの予防薬として出ているこれらの薬品ですが、他の寄生虫に
効果も確認されている物もあります。
寄生虫の多い地区などでは日本の獣医師の処方量よりも多く処方される
こともありますが、フィラリア予防として考える場合、確実に体重に合わせ
た処方を守ってください。

薬は薬です、若干ながら副作用の症例も報告されています。
くれぐれも、用法・量は、獣医師の指示の元でお願いします。

 

注意すべき事
 
良く、液体の薬品を予防薬として出される場合があるようなお話を聞き
ます。
これは、アイボメックといい、家畜用の注射剤として使用される物です。
そのままでは、濃度が高く危険なため希釈して注射したり、飲ませたり
するように聞いています。さらには、蒸散する事により粉末にしたり、
錠剤にしたりする場合もあるそうです。

しかしながら、希釈する液によっては成分が変質したり、仮に変質が
無かったとしても、予防薬としての効果はかなり低い物と思われます。

現在出ているフィラリア予防薬に液状の物は存在しません。

信頼できる獣医師にしっかりした薬品を処方してもらえるようにして下さい。
できれば、自分がもらった薬品がどんな薬品なのか教えてもらうと良いか
と思います。


もう一点注意すべき事があります。最近は個人輸入などで、海外で市販
されているフィラリア予防薬を安価で手に入れることも不可能ではなくな
って来ました。

この場合、危険になる事が2つあります。

★輸入した製剤が非常に粗悪な場合

薬品自体は比較的安定しているものが多いですから、特に消費期限で
云々と言う事は国内では無いようですが、チュアブルタイプの物などは
薬品自体より、そのジャーキーの保持期限がありますし、保管状態も
良く解らない輸入製剤においては、品質の劣化が見られる場合もあり
ます。
信頼の置けない代理店などの取り扱いになれば、保持期限をごまかし
日本向けに出している場合もあります。

★フィラリア予防薬の投薬は血液検査を行ってから

フィラリア予防薬は、体内に入ってきたミクロフィラリアを死滅させる、
いわば殺虫剤です。もし、フィラリアにすでに感染している犬に投与すれ
ば、大量のミクロフィラリアが一度に死滅する事によって、ショック症状
を起こす危険性も十分に考えられます。

こういった事を回避する上でも、血液検査を行い血中にミクロフィラリア
がいない事を確認した後に投薬を行わなければいけません。
そんな意味からも、獣医師の診断を仰ぎ、きちんとした血液検査の後に、
該当する薬品を処方してもらうことを強く推奨致します。

 

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