Retriever に多い病気 but101.gif (2794 バイト)
 
遺伝性疾患についていろいろ書いてみようかななんて思っていたんだけど
Retriever種の遺伝性疾患なんて挙げ出したらきりがないし…。
ラブ・ゴールデン・フラット…それぞれ微妙に違いますからね…。
大体、それぞれ40種類近くの遺伝性疾患を持つなんて言われています
からね。
と言う事で、一般的に良くある病気についてまとめてみる事にします。

 

股関節・肘関節…

これをはずしては、考えられないほど、有名な病気ですね。
Retrieverを飼っている方なら、まずは心配になる病気ではないでしょうか。
★股関節形成不全★
生まれたときは正常な股関節であっても、その成長の過程がバランス
良く行かないために、起こりうる病気です。

一般的には、寛骨臼の臼の部分が浅くしか出来上がらないために、
杵となる大腿骨頭の入り込みが少ないのが症状として多いようです。
成長時にバランスを崩してしまう体質は、遺伝性と考えられますが、
両親ともに股関節形成の異常は認められずとも、子に発症するという
ケースも多々確認されていて、大変複雑な、遺伝的要因を持っていると
言えます。

逆の場合(両親ともに股関節の形成異常がある場合)には、ほぼ90%
程度が、この異常を発生させるというデータもあるため、繁殖には
慎重になるべきと考えられます。

症状としては、歩行時のバランスが崩れてきます。
ひどい場合は、そのまま歩けなくなる事もまれではありません。

治療として、痛みを押さえる薬の投与や、外科手術が必要になる場合も
あります。
体重をコントロールして、腰にかかる負担を軽減し、筋肉をつけると
いった治療が主に行われています。
水泳などは、腰に負担をかけず、筋肉を増強できる運動として最適
だと思われます。

検査はX線検査を行います。単純なX線撮影でも明らかに形成の不全と
わかる場合もありますが、股関節の形成の状況は、大変判断が難しく
X線撮影の方法を定め、それに基づいて診断を下す機関があります。
OFAやPennHipと呼ばれる物です。
それぞれにX線の撮影は国内で可能ですが(PennHipは認定医のみ)、
いずれも、その写真を米国の機関に送って診断を仰ぎます。

予防に関して考えられる事は、極力成長期の骨格に負担をかけない事
これは、住環境の整備、体重・運動のコントロールなどで行います。

滑りやすい床は、骨格形成に負担をかけます。
体重増加も、同様です。更に、骨格の成長期に激しい運動を行う事も
気をつけるべきだと考えられます。

栄養のバランスも重要になります。
カルシウムも過供給は、骨格の形成バランスを崩してしまう可能性もあり
股関節、肘関節ともに、形成異常の原因を助長することになっていると
いうことも考えられています。
成長期には、栄養のバランスが、何よりも大切です。
★肘関節形成不全★
股関節同様に、上腕部の骨格の形成異常などのために、肘関節が
脱臼してしまうなどの症状が出ます。
これも、Retrieverには多い遺伝的病気です。

注意点や、治療方法などは、基本的に股関節のそれと同じような内容
です。
★離断性骨軟骨症★
今では肘関節に関するものは、肘関節形成不全に含められています。
離断性骨軟骨炎とは、関節軟骨と軟骨下骨組織が、母床から離れ遊離
してしまう症状です。そのため、関節を動かすたびに痛みが走ります。

初期の場合は、安静にする事により症状は緩和されるが、痛みが引き
通常の運動を繰り返すと、また症状が出てくるといった、治りにくい病気
です。

外科的に、遊離組織を摘出する事で、痛みを押さえる事はできますが、
関節の変形などを引き起こす事もあります。

 

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