進行性網膜萎縮症とは、桿体または錐体が変形や異形成を起こす事に
よって網膜が変性する病気です。遺伝性の疾患とされています。
実際に網膜は、萎縮をして行くわけではなく、変性を起こして行くもので、
最近ではGPRAと呼ばれています。
網膜の変性が続き最終的には失明をしてしまいます。現在、治療方法は
ないために、発症→失明の経過をたどる事は必至とされています。
★発生のパターン
1)早期に発現し、急速に進行の見られるもの
2)早期に発現するが、ゆっくり進行するもの
3)遅くに発現し、ゆっくり進行するもの
上記の3つの進行パターンがあるといわれています。
Retriever種は比較的遅く発現し、ゆっくりと進行する、3)のパターンが
多く見られます。(2歳以上に発現、4歳以上で失明)。
逆にそれが災いとなり、発見が遅れたためにキャリアを交配に使って
しまう、ケースが多くみられ、最近問題になっています。
★症状
夜盲によって、暗いところで物にぶつかったり、夜の散歩をいやがったり
するようになります。
タペタムの反射亢進・網膜血管の狭細化などに伴い、眼の反射が強く
なります。暗いところでは、緑がかった反射が見られたりします。
★診断
暗いところでの運動状態のチェックや、タペタムの反射亢進などを確認
します。さらに、網膜血管の狭細化などを確認して網膜の状態を確認
して行きます。
最終的には、ERG(網膜電位図)による検査で確定的な診断を下します。
★遺伝について
最近では、DNA鑑定でキャリアであるか否かは解かるようになりました。
これが普及してくれば、進行性網膜萎縮症はRetrieverにはない病気に
なることと、信じます。
発症の確率について |