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食物アレルギー but101.gif (2794 バイト)
 
アレルゲンに出会った抗体が反応を起こして有害な状態を体内に引き
起こすというメカニズムは人間のそれと全く変わりはありません。
◆原因・傾向◆
食物アレルギーは食物を接種することにより、その組成物質のどれかが
アレルゲンとなり皮膚に痒みを伴った湿疹を起こしたりします。
市販のドライフードなどでも多く発生しています。
合成保存料、着色料など様々な物質をアレルゲンとしてしまう可能性が
あるため、アレルゲンの特定には、大変時間と手間がかかります。
◆症状◆
痒みを伴った湿疹が皮膚に発生したり、下痢を起こしたりする事が主な
症状ではありますが、ひどくなると、呼吸器系の障害を起こす場合もあり
ます。
痒みが最も出やすいのは耳で、その後全身に痒みが広がる場合もあり
ます。
◆治療◆
まずは、何がアレルゲンになっているのかの特定を行う事が重要です。
本当に食物アレルギーなのか、他の要因で引き起こされている症状
なのかの見極めをするためにも、食事療法を行う必要があります。

制限食を与える事によって、食物アレルギーであるのかどうかを特定し
ます。制限食を与える事により症状が完全されて行くようであれば、食物
アレルギーと判断し、その後問題のあると考えられる食品を、徐々に与
える事によりアレルゲンを特定します。
アレルゲンの特定ができたら、アレルゲンであるとされる成分を含まない
食事メニューやフードが決定されるわけです。

最近では、人間でも行われているような皮内反応試験(パッチテスト)も
行われるようになり、アレルゲンの特定が少しずつ容易になってきてい
ます。

治療に際しては減感作療法を用いますが、抗原液の入手が困難なため
食餌療法を用いることが多いようです。
◆予防法◆
一部では環境ホルモンとの相互関係や、ストレスなども原因ではないかと
言われていますが、現在では、どうやって予防してよいのか不明な状態
です。できる限り自然なフードを与え、必須脂肪酸などの投与により体調
を整える事も予防につながると考えられています。

 

ノミアレルギー but101.gif (2794 バイト)
 
アレルゲンが、ノミの唾液成分の場合のアレルギーです。
◆原因・傾向◆
ノミの唾液成分に対する抗体を持っている犬が、ノミに吸血される事に
よって、発生するアレルギー反応です。
この体質を持っている犬では、たとえ一匹のノミに吸血されただけでも、
激しい皮膚炎を起こすことがあります。
◆症状◆
激しい痒みを伴った湿疹状の皮膚炎が広がり、痒さのために掻き毟った
り舐めたりする事で更に広がって行きます。
あまりの痒さに情緒に障害をきたす場合もあり、一時的にでも痒みを押え
なければ症状がひどくなるばかりの時もあります。
◆治療◆
一時的に症状を和らげるために、ステロイドを投与することがあります。
しかしながら、一時的に症状を押さえるだけですし、連続投与はできま
せん。
ノミを駆除して行く事が何より重要になって来ます。たとえ一匹のノミに
吸血されただけでも、このようなアレルギーを起こしてしまいますので、
環境内でいかにノミをコントロールできるかがすべてです。
ピレスリンを含有した持続性のあるノミ取りスプレーや粉などを使用し
たり、根気よくノミを廃絶して行くしかありません。

内服するノミの予防薬や、スポットオンのものなどは、ノミに刺されてから
そのノミを駆除すると言う方法のため、ノミアレルギーには効果がありま
せん。
◆予防法◆
ノミのいない環境での飼育、もしくは徹底した管理を行うより予防方法は
ありません。清潔な環境で規則正しい生活をさせてください。

 

脂漏症 but101.gif (2794 バイト)
 
遺伝的要因が多いとされている皮膚疾患です。
◆原因・傾向◆
皮脂の多分泌が原因とされるこの疾患には、その状態により乾性脂漏症
と湿性脂漏症に分けられます。
前者はフケの多い乾燥した皮膚になり、後者は油っぽくべたついた皮膚
になります。
遺伝的要因が多いとされていますが、感染症や栄養障害、内分泌系の
疾患の後に起こる2次脂漏症と言う物もあります。
◆症状◆
油性の場合は痒みのほかに、徐々に体臭がきつくなってきます。
外耳炎を必ず持っているようです。
細菌やカビなどの感染を伴って、皮膚がただれたりする事もあります。
乾性の場合は、フケが多く出て痒みを伴います。
◆治療◆
2次脂漏症の場合、原因になる病気の治療をする事で症状が改善される
事が多いようです。
遺伝的な脂漏症の場合、シャンプーによる対処と必須脂肪酸、ビタミンの
投与などをします。
症状がひどい場合は、やはりステロイドを使用することもあります。
◆予防法◆
遺伝的な要因が多いとされていますから、犬を購入する時から注意する
必要はあります。さらに、肥満犬に多いとされていますから、肥満になら
ないように管理する事が大切だと思われます。

 

膿皮症 but101.gif (2794 バイト)
 
細菌感染による皮膚病です。
◆原因・傾向◆
ブドウ球菌などの細菌が皮膚に感染し起こる皮膚病です。
発生する部位により、表在性膿皮症と深在性膿皮症の2つに大分されて
います。
甲状腺機能低下などによる免疫力の低下や他の皮膚炎などに引き続き
起こる場合や、皮膚の寄生虫(ニキビダニ等)による疾患が引き金になっ
て起こる場合もあります。
◆症状◆
軽い場合は、皮膚の丘疹や膿疱といった病変ができますが、深い部分に
できた重い場合は、皮下に広がり瘻管と呼ばれる穴が無数にあいて膿が
分泌され、悪臭を放つ場合もあります。
痒みの程度はさまざまなようです。
◆治療◆
的確な抗生物質の投与を行い、薬用シャンプーなどで全身を清潔に保つ
ようにします。状況によっては、毛を刈ってしまう事もあります。
他の病気がトリガーになっている場合は、そちらの治療を優先する事で
免疫力により治癒する事もあります。
抗生物質の投与に付いては、かなりの量を投与する事になりますし、時と
して細菌が抵抗性を示してしまう場合もありますので、完治には時間がか
かります。
◆予防法◆
日頃の清潔を保つ事が、何よりの予防といえるでしょう。

 

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