| 慢性腎不全は腎臓の機能の3/4が死滅してしまった状態でおこります。 |
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| ◆原因・傾向◆ |
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腎臓は、血液中の老廃物を濾し取る役割をしています。(血液濾過機能)
この腎臓が何らかの原因でこの機能をしなくなった状態で、急性と慢性に
区分されます。
短期間のうちに急激に腎臓の機能が低下し、尿毒症(体内に濾過しきれ
ない老廃物が溜まる事により全身的な症状が出ます)などを引き起こす
ものを、急性腎不全と言います。
原因として考えられるのは、レプトスピラなどの感染症や、中毒により
腎臓自体に障害が起こった場合、もしくは事故などによる膀胱・尿道の
障害などでも引き起こされる事があります。
これに対し慢性腎不全は、徐々に腎臓の機能が低下して行き、腎臓の
3/4が破壊され機能しなくなった時に症状が出始めます。
急性腎不全が慢性腎不全の原因になる事もあります。 |
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| ◆症状◆ |
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初期の症状では多飲・多尿が多くみられます。
腎不全になると、胃液の分泌が多くなるために潰瘍などができやすくなり
ます。その為に食欲が無くなったり、嘔吐を起こしたりします。
この時点では、すでに尿毒症を起こしている可能性もあります。
更にひどくなると元気消失、ふらつき、痙攣や昏睡に陥る事もあります。 |
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| ◆治療◆ |
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血液検査・尿検査や、レントゲン・超音波検査などで、一般的な確認を
行います。原因が腎臓以外にも考えられる場合は、尿路造影検査を
行う事があります。
急性腎不全の場合、原因を取り除いてやる事によって腎臓の機能回復
を図ります。この場合の腎臓の障害は徐々に回復する可能性もあります。
内科的治療で、点滴により不足している水分を補ったりします。
慢性腎不全では破壊された腎臓の組織は回復することはありません。
その為、残った腎臓部分に影響が広がらないようにする事と、腎機能
が不足するために起こる障害を機械的に助けてやる方法が取られます。
人間では人工透析になるのでしょうが、犬ではまだ一般的ではありま
せん。どこの病院でも行えるわけではありません。
症状が落ち着いたら、徹底的な食餌療法を行って残った腎臓に負担を
かけないように心がけて行きます。低リン、低Naで適度の良質蛋白を
与えて行く事になります。 |
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| ◆予防法◆ |
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感染症の予防はワクチンで、中毒・事故は飼い主の責任で予防できます。
更に日頃からの食生活で、リンやNaの接種過多には注意が必要です。
高齢になるほど発生しやすくなりますから、定期的な健康診断も早期発
見・治療に効果があると思われます。 |