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椎間板疾患(ヘルニア) but101.gif (2794 バイト)
 
俗に人間で言う”ぎっくり腰”というもので、犬にもあるんです。
◆原因・傾向◆
脊椎(背骨)は、いくつかの小さい骨が積み重なってできています。
骨の中は空洞でその中を神経が走っています。
骨と骨の間には、クッションの役割を果たすためのゼラチン様の物質が
あります。これを椎間板といいます。

椎間板は歳をとるとともに徐々に堅くなって行き、様々な原因でつぶれる
事によってはみ出し脊髄神経を圧迫する事があります。これがヘルニア
です。椎間板におこるヘルニアですから、椎間板ヘルニアといいます。
犬は4足歩行の動物ですから、人間より椎間板にかかる負担も少ない
ですが、胴が長く足の短い種類の犬には多く発生しています。
◆症状◆
ヘルニアの度合いや、発生している場所によって症状にばらつきはあり
ますが、抱き上げようとした時に痛がったり、歩行状態がおかしかったり
するなどの症状が現れます。重度の場合は、完全に歩行不能になったり
四肢の麻痺やしびれが確認され、排便・排尿も困難になるなどの症状も
出てきます。
◆治療◆
ヘルニアが疑われると、一般検査や、神経学的な検査を行います。
その後レントゲンなどで発生部位の確認を行います。今では、CTやMRI
などと言った機器を使うことによって、より正確に発生部位の確認ができ
るようになってきました。

ヘルニアの度合いや症状によって、内科的治療を行うのか、外科的治療
を行うのかを決定づけます。
運動の制限をしたり、リハビリによって、徐々に快復してゆくように努め
ます。
◆予防法◆
体重のコントロールを的確に行い、脊柱に負担をかけないようにする事
が何よりも大切です。
犬にとって階段の昇降や高い位置へのジャンプなどは、かなりの負担を
脊柱にかけることになります。ほどほどにする事が一番の予防でしょう。

 

てんかん but101.gif (2794 バイト)
 
遺伝性であると言われるてんかんは、今でも原因は不明です。
◆原因・傾向◆
てんかんは、癲癇と書きます。癲癇は脳の異常な活動により引き起こさ
れる、自分ではコントロール不可能な痙攣発作をおこす病気です。
癲癇の原因は定かではありませんが、癲癇発作が起こる犬には遺伝的
つながりがあることが確認されている犬種もあります。
◆症状◆
突然の発作が症状のため、前兆はなかなか見つけにくい物ですが、個
体によってはその前兆が確認できるものもあります。
不安感が大きくなり、やたら飼い主に依存したがったり、落ち着きが無く
なったり、狭いところや暗いところに入りたがったりと、さまざまですが、
それぞれの個体の様子を観察すれば徐々にわかってくると言います。

発作時は二次的な災害を押さえるために、苦しがって倒れても物にぶつ
からないようにとか、ぶつかっても安全なようになどと、環境の整備も必
要です。

発作時はできるだけ暗く、静かに様子を確認していてください。
口に手などを入れると自分でコントロールできないため噛まれたりする
事もあります。とにかく落ち着いて、静かに側についていてあげて下さい。
◆治療◆
まず発作が何が原因でおきているのかを確認するのには、あらゆる検査
が必要になります。癲癇という病気は原因がわからない訳ですから、発作
の原因と考えられる病気を一つづつ消去法にて消して行き、そのすべて
に当てはまらなかったものを癲癇と呼ぶからです。

治療には主に内科的な薬剤による治療が行われますが、これも癲癇を
治す事ではなく、発作をコントロールするためのものです。この治療は
大変長期に(生きている間中)わたるわけですから、どのような方法で
コントロールして行くのか、主治医としっかり相談をして決定されるように
する事が必要だと思われます。
◆予防法◆
癲癇の発作をおこした事のあるラインの犬の購入は避けるべきです。
また、発作をおこした事のある犬は、決して繁殖には使用しないで下さい。

 

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