市販フードの恐いお話ばかりが目立ってしまうページになってしまいそうで
すが、だから手作りの食事をあげた方が良いのか??という結論に至る
には、あまりも安直です。
栄養学のプロや、獣医師などによって計算された結果として完成された
市販フードの栄養素バランスをどうやって手作り食でまかなう事ができるか
これが、一番の鍵になってくると思います。
市販フードの安全性が確実に保証され、その内容もしっかり開示されるよ
うな状況ならば、何もわざわざ手作りフードを作らなくても良いんですが…。 |
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| ■なぜ手作り食なの■ |
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市販フードは、あくまでもペット用です。特にその基準がはっきりしていない
日本において、安心できる物は、唯一人間が口にする食材しかないのでは
ないでしょうか?。それさえも、確かに怪しい部分を沢山隠し持っています
が、少なくとも情報開示といった面では、遥かに人間の食材の方が進んで
いると言っても過言ではないでしょう。
となれば、必然的に人間用の食材を使用して、犬たちのための食事を作
れば、より安全だと言う事になります。
少なくとも、含有されている成分や保存料などは明記されているわけです
から、それが犬たちに有益なのか無益なのか、はたまた有害なのか無害
なのかを判断して行けば良い事になります。
そんな内容から、最近では犬たちの食事を手作りされる方も随分増えて
きましたし、そのレシピが本になったりNet上でも公開されるようにもなって
きました。犬たちを擬人化する事ではなく、良い意味での安全でおいしい
食事を与えて、充実した犬生を送らせようという飼い主の気持ちが感じ
られます。 |
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| ■栄養素■ |
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| ★5大栄養素について |
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人間の必要栄養素のバランスとは違い犬ではタンパク質を最も必要とし
ます。その必要量は、人間のおよそ4倍と言います。
5大栄養素の並び順は上から重要度の高いもの順になっています。
ちなみに人間は、炭水化物→タンパク質→脂肪→ビタミン→ミネラル
の順
です。 |
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| 5(6)大栄養素 |
フード上表示 |
説 明 |
| タンパク質 |
粗タンパク質 |
体を構成する要素 |
| 脂肪 |
粗脂肪 |
エネルギーの元 |
| 炭水化物 |
粗繊維(≒) |
炭水化物はエネルギー源 |
| ミネラル |
粗灰分 |
カルシウムなどの元素 |
| ビタミン |
粗灰分 |
言わずと知れたビタミンです |
| 水 |
水分 |
水分を含めて6大栄養素とも… |
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| 各栄養素の説明は栄養素の名前をクリックしてください。 |
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| ★必要栄養素比とカロリー |
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| 一般的なドライフードの比率の平均値です。目安にしてください。 |
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| 成 分 |
含 有 量 |
| 一般用 |
子犬用 |
老・肥満用 |
| 粗タンパク質 |
24%以上 |
28%以上 |
18%以上 |
| 粗脂肪 |
14%以上 |
16%以上 |
11%以上 |
| 粗繊維 |
5%以下 |
4%以下 |
8%以下 |
| 粗灰分 |
7%以下 |
8%以下 |
7%以下 |
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| 犬の一日当たりの必要カロリーは、体重別に以下を目安としてください。 |
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| 体 重 |
必要カロリー(/日) |
| 10kgまで |
750kcal |
| 20kgまで |
1,250kcal |
| 30kgまで |
1,650kcal |
| 40kgまで |
2,080kcal |
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★ライフステージに合わせて
※乳幼期
できる限り、消化吸収のよい食事を一日に3〜4回に分けて給餌します。
脂肪分・炭水化物含有量を高めに設定します。
※成長期
代謝が最も活発な時期の為、成犬の2倍弱のカロリーを必要とします。
この時期の栄養バランスが、その後の体の形成を大きく左右します。
バランスの取れた食事を、日に2回与えてください。
※老年期
徐々に消化吸収能力も低下してきますし、消費カロリーも減ってきます。
タンパク質、脂肪を減らし、ビタミン類を多く与えてください。消費カロリー
が減ってきますから、全体的なカロリーも控えめにします。
消化能力の低下が見られる場合は、給餌回数を増やすのも良いでしょう。
※妊娠期
妊娠初期は、通常の給餌を行い、後半になってくるにつれて、2〜3割
を目安に、給餌量をふやします。
バランスは、通常時期と同じで良いです。
妊娠期に栄養過多になり肥満にならないように注意が必要です。
食欲が減退気味な場合は、給餌回数を増やしてください。
※授乳期
授乳期に限っては、思いっきり食事を与えてください。通常時の2〜3倍
を目安としてください。
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| ■スローフード■ |
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現在の栄養学上のカロリー計算、栄養素の計算は、それぞれの食材が
持つ成分の平均値を元に割り出しています。
栽培技術の進歩、冷凍技術の進歩などにより現在では、季節に係らずあ
らゆる食材が手に入るようになりました。
旬の物を旬に食べよう…というのがスローフードの目的です。
同じ野菜でも、旬の物と、そうでないものではその栄養素に大きな開きが
あります。まして冷凍などによる損失なども考えれば、いくら栄養学を学ん
で細かい計算をしたとしても、果たしてその数値は信用できる物なのか
どうかと言う話になってきます。
人間の食事では、徐々にスローフードを目指そうという意識が高まりつつ
あります。これは、犬とて同じではないでしょうか…。
折角、手作りで犬達に食事を与えようと考えるのであれば、ここまでこだ
わって行く事も素敵な事かも知れません。 |
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| ■注意点■ |
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栄養学は、本当に奥の深いものです。昨日まで有益だと考えられていた
物が、今日突然有害であるなんて話も良くあります。それほど栄養学は未
だ未知の部分が多く、解明されていない物であると言う事を忘れないで下
さい。
常に情報に対して敏感になり、それを自ら判断できる能力を養っていかな
くてはいけません。人間には問題のない成分でも、犬たちには有害である
物も、数多くあります。その全てを把握する事ができて初めて、手作り食を
与えても、安心できると言う事になるのではないでしょうか。
情報社会の今日では、いろいろな情報が飛び交います。正しい情報もある
でしょうが、間違ったものがないとも言いきれません。そんな情報を自ら選
別して行く事も大切です。
やはりそのためにも、豊富な知識を必要とします。
作って与えるのは、簡単な事です。しかしながら健康を維持して行く事は、
とても大変な事だと思います。人間は体調の不良を言葉で訴え、定期的な
検査などを行う事によって、栄養のバランスを信号のように判断する事が
できます。
しかしながら、その代謝スピードが速く、言葉もしゃべれない犬たちには、
栄養バランスが崩れた食事による何らかの体調の不良を訴える事はでき
ません。
それは、彼らといっしょに暮らしている私達飼い主が気付いてあげなくては
いけない事でしょう。そう行った面からも、常に健康の管理のための観察
を怠る事はできないと思います。
そんな観察の記録が、やがて経験となって徐々に手作りのレシピは完成
されて行くものです。一朝一夕にはおいそれとできるものではありません。
その辺りをしっかり考慮した上での手作り食事への切替ができないので
あれば、それは逆に犬たちの体調を崩し、寿命を短くしてしまう事になり
かねない事であると言う事を理解してほしいと思います。 |